学校生活ブログ

新たな出会い ! 第79回入学式

2024.04.09学校生活ブログ

4月9日(火)、令和6年度 第79回 入学式が行われました。

新入生の皆様、御入学おめでとうございます。心よりお慶び申し上げます。

入学式

校長式辞

<以下、校長式辞>


 式辞。厳しい冬も終わりを告げ、草木は一斉に新芽をのぞかせ、 春の躍動を感じる今日の佳き日に、常磐学園 権堂宗啓 理事長をはじめ、ご来賓の皆様、多くの保護者の皆様のご臨席を賜り、令和6年度 第79回入学式をこのように盛大に挙行できますことは、新入生はもとより、教職員一同、この上ない慶びであり、心からお礼申し上げます。

 只今、入学を許可いたしました187名の新入生の皆さん、入学おめでとうございます。また、保護者の皆様のお慶びもいかばかりかと拝察し、心からお祝い申し上げます。

新入生の皆さん、すでに皆さんの9ヵ年の義務教育は終わりました。人は生涯にわたって学習しますが、 少なくともこれからは自分の意思に反して、学校へ通わなければならない時期は終わりました。

 今日、皆さんが本校に入学したのは、自らの意思で進学を決意し、自らの選択で本校を選んだものと、私は理解してます。この覚悟と意欲が高校進学に際して最も肝心であり、 今までのように漫然と学校へ通い、なんとなく教科書を開くようでは、高等学校へ進んだ意味はありません。今日の入学式は、皆さんが自ら学び、自らの成長を願う、その決意を改めて確認する場であります。呼名に対する代表の返事は、ここにおられる多くの保護者の方や、先生方に対する宣誓の意味を示すものであります。

 高等学校は、義務教育とは異なり、自らの自覚と責任、そして決意のもとに、主体的に学ぶ場であります。教科の勉強はもちろんのこと、部活動や学校行事、生徒会活動など、人としてのあり方や生き方、そして 人生を学ぶ大切な機会であります。

 さて、本校は、昭和4年(1929年)に創立され、今年で96年の歴史と伝統を有する学校です。建学の精神として、「知育・徳育・体育の 三位一体の人材育成」を教育目標に掲げ、調和のとれた、創造性豊かな生徒の育成に全力を注いでまいりました。

 卒業生は2万8千有余名となり、県内はもとより、全国各地で活躍しておられます。先輩方が築いた本校の歴史と伝統の新たな1ページを、96年目となる今日から、皆さん一人ひとりが勉学や部活動、生徒会活動に精一杯努力することで 引き継いでもらいたいと願っています。

 常磐高校は現在、大きく変わろうとしています。これまでの教師主導型から、生徒主体・生徒会主導を目指しています。生徒が主役の開かれた学校、地域に愛され、地域に根ざした学校、そして何よりも生徒の皆さんが教育活動の中心であり、主体的、積極的に活躍できる学校づくりを進めています。

 皆さんの今日の自立の第一歩を踏み出す、意義ある出発に際し、そして高校生活をスタートするにあたり、是非、皆さんに肝に銘じてもらいたいこと、そして、必ず実行してもらいたいことがあります。

 今、皆さんは青春時代の真っ只中を生きています。青春時代とは、人生の中で最も成長著しい時代です。この時期を如何に生きるかによって、今後の人生が大きく変わることになります。様々な経験と学びを通して、豊かな感性を養い、 将来に向けて逞しく成長する根を、大地に深く、しっかりと降ろす時期が、青春時代であり高校時代です。その高校生という限られた、貴重な時間の中で、是非学んでほしい、身につけてほしいことが3つあります。

 それは、「人生の3つの基本、人としての生き方・指針」と言われるものです。

 まず、第1の基本は、「理想を持って生きる」ということです。青春時代、若者は大きな「夢」、そして「高い理想」を持つことが大切です。「夢」は我々に勇気と気力を与え、「理想」は自らを律する自律心を育ててくれます。夢や理想は、その大きさに比例した力を我々に与え、可能性を発揮させることになります。

 次に、人生の2つ目の基本は、「礼節を重んじる」ことです。東洋哲学の第一人者だった安岡正篤氏は、「愛情は動物も人間に劣らず持っている。しかし、敬愛の念、尊敬の心は人間だけが持っている。礼節を失った社会は野獣の社会である。」と説いています。民族や国籍の違いを超えて、礼節は人としての最も大切な基本です。礼節の基本は、まず「挨拶」にあります。皆さんは爽やかな挨拶ができる若者になってほしいと願っています。

 最後に、人生の第3の基本は「何かに熱中する」ということです。若者が何かに没頭し、熱中している時は素晴らしいエネルギーと集中力を発揮します。それは、心身ともに成長している証でもあります。多くの人々は、熱中する若者に、惜しみない拍手を贈ります。それは、熱中する若者の姿が、人々の心を打ち、感動を呼ぶからです。

 この人生の3つの基本、人としての生き方と言われる、「理想を持って生きる」「礼節を重んじる」「 何かに熱中する」ことを高校時代の指針として実行し、皆さんが逞しき前進者として大いに飛躍することを願っています。

 皆さんが高校生活をスタートさせるにあたり、しっかりとした自分独自の「夢」を描き、1日1日を希望をもって生活することが成功の秘訣であると確信しています。

 皆さん一人ひとりは、優れた能力やかけがえのない個性を持った存在です。自己の可能性を自覚し、目標とする進路実現を果たすために、何事にも粘り強く取り組むことが重要です。

 そして、何よりも大切なことは、「決して失敗を恐れず、失敗の価値を認めた上で、勇猛果敢に挑戦していく姿勢」こそ、高校生の真の姿ではないかと考えます。人生はトーナメント戦ではありません。
敗者復活戦です。人生の成功者と言われる人々は、それだけ多くの失敗や挫折から学んできた人たちです。

 高等学校の3年間は、皆さんの今後の人生を大きく左右する3年間です。自分の生き方に妥協することなく、 常に前向きに生きていこうと努力してください。努力の成果がすぐに表れないこともあります。しかし、その努力は決して無駄ではありません。皆さんを大きく成長させる力になります。

 終わりにあたり、高いところではありますが、一言ご挨拶を申し上げます。これから始まります高校生活は、 少年期から青年期を迎える大切な時期であります。成長と変化が激しく交差し、不安定な発達を示す時期でもあります。お子様の気持ちや行動に、今まで以上に理解しがたいことが多々あろうかと思います。その時は、お子様の進む方向や努力の姿勢をしっかりと見つめていただき、時には優しく励まし、 時には毅然とした態度で正すなど、ご家庭での教育もよろしくお願いいたします。

 私どもも大切なお子様をお預かりして、職員一同、身の引き締まる思いとともに、全力で教育してまいる所存であります。

 子は早晩、親元から離れて自立しなければなりません。自ら考え、自ら行動する独立独歩の精神を身につけた、逞しい若者に育つことは、親と教師の共通の願いであります。学校と家庭、保護者、地域とが手を携えてこそ、大きな成果が実を結びます。どうか、学校の教育方針や諸活動をご理解いただき、暖かいご支援とご協力を心よりお願い申し上げます。

 また、ご来賓の皆様には、本日は大変ご多忙の中ご臨席を賜り、新入生を激励いただきましたことに心から感謝申し上げます。今後とも、本校のさらなる発展のために、ご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

 それでは、新入生の皆さん。本校創立96年目の新たな年、そして令和6年度、新たなスタートを迎えます。確かな将来の夢・目標を1日でも早く見出し、高校生活に地道な「努力」と「精進」を惜しまず、個性を磨いてください。

 そして3年後、本校を巣立つ時には、自らの人間としての成長を実感できることを期待し、式辞といたします。

令和6年4月9日 学校法人 常磐学園 常磐高等学校 校長 中島 健二


来賓祝辞(PTA会長,今林 隆司様より)

<来賓祝辞(PTA会長 今林 隆司様より)>


 新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。今日から始まる高校生活に少し不安を感じながらも、期待に胸を膨らませていると思います。常磐高校は明るく活気があって、優しい先輩たちと熱心な先生方がたくさんいて、95年という歴史のある素晴らしい学校です。ぜひこの学校で皆さんが持ってる能力や才能を大きく開花させてほしいと思います。卒業後どんな人間になっているのか、 どういったことができるようになっているのか、今ここでしっかり目標を設定してください。そして、その目標を実現させるためには、1日1日を貴重なものとして、いかに充実させるかを意識し、過ごさなければなりません。

 上杉鷹山の言葉に「為せば成る、為さねばならぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり。」というものがあります。どんなことでもやろうと思って努力をすれば必ず実現できる。逆に無理だと思って諦める努力をしなければ絶対に実現できないという言葉です。高校生活3年間、スタート地点に立ったばかりの若い皆さんには、この時間がまだまだ長く、余裕のあるものに感じられるかもしれません。しかし、努力を続けながら過ごす日々は記憶に強く残る濃いものとなり、反対になんとなく日々を過ごしてしまえば薄いものとなってしまいます。皆さんはまだまだ伸び盛りで、これからいかようにも未来をつくっていくことができます。それはこれからの人生の基礎を作る大切な3年間になるという意味でもあるのです。「まだ3年もある」のではなく、「もう3年しかない」といった心持ちで、毎日をどうか大切に過ごしていってください。今から高い目標に向かって一生懸命走れば、夢はきっと叶うはずです。諦めず、思いっきり走り続けてください。皆さんが熱意を示せば、先生方はしっかり受け止め、援助を惜しまないことでしょう。私たちPTAもまた、学校行事を通じて皆さんの生活を精一杯支えていくつもりです。3年後、皆さんが誇らしく充実した気持ちで未来へ羽ばたいていけるよう、 悔いのない高校生活を過ごされますことを願っています。

 保護者の皆様、改めまして、お子様のご入学、誠におめでとうございます。今日のお子様の晴れ姿に成長を感じ、ご家族皆様のお喜びも大きなものと思います。また、これからの学校生活、不安も多々あるかと思います。その不安を解消するべく、保護者の皆様にはぜひPTAの活動にご理解と積極的なご参加をいただき、常磐高校の良さを実際に肌で感じていただければと存じます。これから3年間、ぜひよろしくお願いいたします。

 また、ご多用の中、ご臨席賜りましたご来賓の皆様に熱く御礼申し上げますとともに、 新入生一人ひとりの高校生活が楽しく充実したものとなりますようお祈り申し上げまして、祝辞とさせていただきます。

令和6年4月9日 常磐高等学校PTA会長 今林隆司


来賓祝辞(同窓会長 徳永 昭雄様より)

<来賓祝辞(同窓会会長、徳永 昭雄様より)>


 新入生の皆さんならびに保護者の皆さん、おはようございます。新入生の皆さん、 ご入学、大変おめでとうございます。ようこそ、常磐高等学校に入学されました。同窓会を代表して、歓迎の言葉を述べさせていただきます。

 松下幸之助さんの言葉に、「縁ありて花咲き、恩ありて実を結ぶ」というものがあります。例えば、ひまわりの種を植えた時、眩しく輝く太陽に向かって色鮮やかに大輪の花が咲き誇る景色を想像し、また花が散った辺りは、たくさんの実をならせて、枯れていく様をこの言葉が完結した姿として思い描かれます。ともすれば、私たちは花が咲くこと、さらには果実が実ること、種の状態でも、芽の時でも、たとえ花を咲かせることなく枯れてしまってさえも、それは紛れもなく「ひまわり」であります。様々な縁の中で、その時を精一杯生きていくいる「命」がそこにあるということを申し上げたいと思います。

 遙かより今日に至る時の流れの中で、 あらゆるものが相互に影響し合い、絶え間なく変化を繰り返しながら、歴史の集大成として、今この世界が成り立っています。私もまた、この世に誕生して以来、直接的にも、間接的にも様々なものとの関わりによって「私」という存在が形づくられてきました。常に今この時が命の完成された姿であります。他にない縁をいただき、計り知れない恩恵を被って、私は「今ここ」に生きています。そう考えると、生きとし生けるすべてのものは、そこに存在するそのままの姿で花開き、実を結んで、結果として命を生きていると言えるのではないでしょうか。私しか咲かせることのできない花。私だからこそ見逃さず実らせることのできる実。それは「縁」に支えられ、「恩」に包まれて初めて、完成するものであります。いつの時もそのことを忘れずにいることは、「命を大切に生きる」ということにつながるのだと思います。

 私が求めると求めざるとにかかわらず、すでにどこまでも優しく温かな命のはかなき働きの中に、私はあるのです。皆さんもそうです。どうぞ3年間、常磐高校でいい思い出を作って花を咲かせていただきたいと思います。

令和6年4月9日 常磐高等学校同窓会 会長 徳永 昭雄


中島 健二校長先生、今林 隆司様、徳永 昭雄様、ありがとうございました。御礼申し上げます。

入学式後、新入生は各クラスで、担任の先生と最初のホームルームを行いました。担任の先生からは、クラスの指針やこれからのことなどのお話がありました。

新入生のみなさん、改めて、御入学おめでとうございます。私たちはみなさんの御入学を心からお待ちしておりました。

常磐高校でのあらゆる行事や授業などを通して、多くのことを一緒に学んでいきましょう。

2日後(4月11日(木))には宿泊研修(福岡県立社会教育総合センター)もはじまります。新入生のみなさんにとって、かけがえのない高校3年間になるよう、私たちも応援しています。一緒に頑張りましょう !

どうぞ3年間よろしくお願いします。